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【最初の1ページ】FC今治高校 里山校が気になった人へ

この記事は、FC今治高校 里山校(通称:FCI)の「自己紹介」ページです。

親元を離れて過ごす高校3年間。安心してFCIに通っていただけるよう、そして安心してお子さんを送り出していただけるよう、FCIにまつわる情報を集めました

気になる見出しからジャンプして、ぜひご覧ください。


1.FCIって?

■FCIってどんな学校?

FC今治高校 里山校(FCI)とは、サッカー元日本代表監督を務めた岡田武史さんが学園長を務め、2024年4月の開校を目指す愛媛県今治市の私立高校です。

サッカー人材の育成ではなく、これからの世界の歴史を動かす「ヒストリック・キャプテンシップ」を持ったリーダーの育成を目指します。

1学年の生徒数は80名(2クラス)。全室個室の寮も完備し、全国から学生を募集しています。

■ヒストリック・キャプテンシップって?

上に立ってメンバーを統制するという「リーダー」のイメージではなく、多様な資質と能力を持った仲間たちの力を最大限に引き出す旗振り役である「キャプテン」を、私たちは育てていきたいと思っています。

私たちは強いキャプテンシップこそ、これからの世界の歴史を動かすことができる力だと思っています。

■どうして世界の歴史を動かさないといけないの?

今、社会は転換期を迎えています。気候変動、格差、分断、動乱。人類が地球の地質や生態系に与えた影響は甚大で、地球の歴史においては「人新世」という言葉も生まれています。ChatGPTやAIの進化によって、人間の生きる道も大きく変わるでしょう。

波乱に満ち溢れている予測不能な未来。やってみないとわからない。ロールモデルがいない社会は、もうすぐそこに迫っています。

人類と自然とが共にある そんな地球の未来を切り拓くには、今がラストチャンスなのです。

■FCIではどんな力が身につくの?

どんな状況でも諦めず、チャレンジして、その失敗から学んでまた立ち上がっていく。
そんな歴史を動かすキャプテンになるためには3つの力が重要です。

1 心身ともにタフである
 主体的な決断力・判断力をもち、多様な仲間を思いやって行動できる
これからの未来を創るために地球環境や持続可能性への理解・考察ができる

こうした力を鍛える機会を、授業の中でもたくさん取り入れていきます。

■FCIならではの学び方って?

ヒストリック・キャプテンになるためには、生徒一人ひとりが「主体的」であることが何より大切です。与えられた環境で受動的に教わるだけでは、自ら考え抜き、問いに立ち向かう力は身につきません。

FCIでは、「エラー&ラーン」でまずはやってみてそこから学ぶ、実践型の体験授業を重視しています。また、学びは学校の中だけのものではありません。今治というリアルな地域社会をフィールドに、実際に身体を使って体験してみることで、社会に通用する生きた学びを吸収していきます。

基本的に午前中は学校内で学び、午後には現場に出かけフィールドワークを中心とした実践に取り組みます。

なかでも核になるのが、3つの特別教科。
そのうちの一つ「ヒューマンディベロップメントプログラム」では、タフネスを身に着けるため、地球に生きるものとしてのスキルセットに不可欠な野外体験活動と、マインドセットとしての環境教育を、1年生時には週に3時間、授業として実践します。

野外体験活動は「しまなみ野外学校」と取り組む

「ヒューマンディベロップメントプログラム」についてはこちらの記事もご覧ください。

また週に6時間(1年次)は「里山未来創造探究ゼミ」に充て、実際に今治で活躍するさまざまな連携先の企業や団体とともに学びあいます。

ゼミでは少人数で地域の連携企業を訪ね、ワークショップや実業体験を実践。リアルな社会で何が起きているのかを肌身で知り、社会に何が必要なのか自分自身が何に興味・関心があるのかを探っていきます。

里山未来創造探究ゼミでの学び先の一つ、タオルメーカーの株式会社丹後での学びの様子
FC今治のホーム 里山スタジアムも、里山未来創造探究ゼミでの学びの場になる

「里山未来創造探究ゼミ」についてはこちらの記事もご覧ください。

そして「ヒストリック・キャプテンシップ養成講座」は週に3時間、月に3回のペースで、3年間通して開催。それぞれ業界の最先端で活躍する講師陣をお迎えし、先生でも親でもない「第三の大人」との直接の対話を通じて刺激を受け新しい興味・関心が生まれたり、時に講師をロールモデルにしながら将来自分がどうありたいか、どうなりたいかを考えていきます。

さまざまな講師の「遺伝子にスイッチが入った瞬間」のお話に、きっと心が震える瞬間があるはずです。

▼校外に飛び出して学ぶイメージを動画でもお届けしています。

各授業の詳細について、具体的なイメージや連携先などは今後も引き続きお伝えしていきます。

▼下記にて、発表済みのカリキュラム・講師紹介をしております。随時更新しておりますのでぜひご覧ください!

■一般教科はどんな授業なの?

「感性を磨く」ことを大切に考えているFCIでは、特にスポーツ(体育)&アート(美術や音楽)に力を入れていきます。さまざまなプロフェッショナルの方々とのコラボレーションで学ぶ機会を用意していますが、どんな方々が関わってくださるかは、引き続きお知らせしていきますので楽しみにお待ちください。

国語や英語、数学といった教科では、それぞれの学習の進度に合った“個別最適な学び”を提供します。
FCIでは入試において学科試験を一切やりません。すなわち学校の成績でいえば、バラバラな人たちが80人集まってきます。場合によっては、今までの勉強を学び直すところから始めたいといった希望もあるかもしれません。

そんな皆さんに対して、先生が一斉に授業するというのは、一人ひとりに向き合っているとは言えません
授業についても生徒の皆さんが、”自分には今どんな学びが必要なのか”と「主体的」に考え、必要に応じた学習スタイルを選んで能動的に学んでもらいます。

例えば、教科によっては進度別で教室を分け、自分自身で選択することも想定しています。

■先生はどんな風に関わるの?

先生から生徒への一方通行の授業だけでは、真のキャプテンシップは身につきません。1 対 大勢 という授業形式ではどうしても受け身になってしまい主体的に考えたり意欲的に学ぶ構造が生まれにくいからです。

そこで、FCIでは先生が1対40で教え込む、従来の授業はしません。その代わりに、それぞれの学習の進度に合った“個別最適な学び”を提供します。

先生は指導者ではなく、あくまでサポーター。学びの主役は生徒である皆さん自身です。
もちろん、壁にぶつかったときには乗り越え方を一緒に考え、一人ひとりの目標に向かって伴走するので、安心してください。

■クラスってどんな感じ?

クラスは1クラス40名が2クラス、合計80名を想定しています。クラスとはいっても、決まった担任の先生がいるわけではありません(全員担任制)

一人の先生が40名の生徒一人ひとりにしっかり向き合うことには限界があります。何より多様な大人たちが成長を見守る環境は、子どもたちが自律するためにも大切だと考えています。

FCIではさまざまな教科で関わる先生が、それぞれの視点で一人ひとりに向き合っていきます。
また、スクールカウンセラーが皆さんの悩みに寄り添う環境も整えています。カリキュラムパートナーである「エール株式会社」と連携して、第3の大人とのオンラインの1on1も実施します。

■1年間のスケジュールを教えて!

FCIは4月から9月までの前期と、10月から3月までの後期からなる2学期制です。長期休みは一般的な学校と同じく、夏休み、冬休み、春休みがあります。

また、3年次には海外への研修旅行を予定しています。と言っても、学校側が用意するものではなく、生徒の皆さんでどこに行くのか、どのくらい行くのかを、カリキュラムパートナーで海外インターンを手掛ける「タイガーモブ」へプレゼンしながら、ゼロから考えてもらいます
旅行企画を通して、それぞれが主体性を発揮し、クラスの多様なメンバーの意見からどう最終結論を導き出すのかを考えます。海外研修に行くだけでなく、創るところからが学びのチャンスであり、一つの集大成になる機会と位置付けています。

■3年間でどんな風に学んでいくの?

一般的な高校では、卒業までに必修科目102~105単位程度の取得が平均的です。FCIでは、これを76単位にまでギュッと圧縮。学年が上がるにつれて授業数を減らし、自学できる余白の時間を確保します。

これは、岡田学園長のメソッド「守破離」の考え方に沿うもの。まずは授業という形で学びを提供することで「型」を知り、成長とともに型を「破り」、「離れて」いく。
この過程を通して、自分自身で何を学んだらいいかを考える力を養い、3年次には自らがカリキュラムをデザインしていきます。

岡田武史 学園長(撮影:橋本美花)

大学進学を目指す人は、進学や受験に必要な学びを。起業を目指す人は、地域の実務家のもとでビジネスに必要な学びを。
自分たちが考え、アクションしていきます。もちろん、学校は皆さんが必要だと思うリソース・環境を、全力で整えます。

■卒業後ってどんな進路?

現在、私立大学の6割、国公立大学の3割が総合型選抜入試に変更しています。読み・書き・そろばんの「早さや正確さ」よりも、高校時代に「あなたは何をしてきたか」やどんな「問い」に立ち向かったか、が評価される時代になってきているとも言えます。

FCIを卒業するころには、タフで主体的で仲間とコミュニケーションしながら困難に立ち向かう、ヒストリック・キャプテンとしての資質が身についているはず。

社会で生き抜く力を持った卒業生は、ある子は大学進学を希望したり、ある子は卒業後すぐに就職したり起業したり、またある子は高校在学中に起業したり、それぞれが自分の意志で道を切り拓いていくでしょう。

学校側から、大学進学を強制したり、全員に起業を勧めたり、ということは全く考えていません。ただもちろん、各々の進路に進むために必要なサポート(補習の対応や、進学希望に応える独自カリキュラムの設計など)には全力で取り組みます

■なんで岡田さんはFCIを立ち上げたの?

FCIは、117年という歴史を持つ学校法人 今治明徳学園の『今治明徳高校 矢田分校』を『FC今治高校 里山校』としてリニューアルするものです。

同時に、『今治明徳高校 本校』は『FC今治高校 明徳校』へと名前を変え、現在の矢田分校のカリキュラムを受け継ぐ特進コースを新たに設置し、今年度から募集を開始します。

この大きな決断の背景には、今治明徳学園が抱えていた課題と、岡田武史 学園長の想いがありました。

今治明徳学園は少子化の中で、長年生徒募集に苦戦を強いられていました。FC今治の社外取締役でもあった村上理事長は、岡田さんの『次世代のために何かをしたい』という姿に長らく共感していたといいます。

そんな村上理事長の「教育にも共に変化を起こしてほしい」というラブコールを受け、2020年9月に学校法人今治明徳学園と株式会社今治.夢スポーツは連携協定を結び、岡田さんが参与として学校運営に加わることとなりました。その後、2021年11月には理事に名を連ね、2023年4月より学園長に就任することになりました。

岡田学園長はFCIの創設に取り組む決意について、こう語っています。

「FC今治は次世代のため、心の豊かさを得られる社会作りに貢献するという理念を掲げています。その実現のためには教育というピースが必要だと考えてきました。そんな折に声をかけてもらい、2年近く悩みましたが最終的には「思い切ってやろう」と決断しました。

生成AIの登場など、社会は大きく変わってきています。ロールモデルがいない時代を生きていくうえで、今の教育ではちょっと物足りないものがあるんじゃないか。自分の”生き残り方”は、自分で考えていかないといけない。そのためには主体性が大事で、若いうちから培っていく必要があります。今の教育が悪いと否定しているわけではなくて新しいチャレンジする教育をしてみよう。そのために、一歩踏み出すことにしました

2023年4月に開催した記者会見にて。左から岡田武史学園長、村上康理事長、辻正太校長

■どうしてFC今治高校という名前なの?

実は、初めからFC今治高校だったわけではありません。「未来学園」など、いろんな候補がありました。

しかしそれらにピンとこなかった岡田武史 学園長がFCIの評議会議長でもある鈴木寛 東京大学教授に相談したところ「やっぱりFC今治高校しかないんじゃないですか」とアドバイスを受けました。
サッカーをやる学校ではないけれど、大きなインパクトを残せるそのネーミングに、最終的には決定しました。

FCは、Football Clubの略だけではありません。
Future Creation、Fantastic Collaboration、Fun and Creative…
あなただけのFCをぜひ、この学校で見つけてください。

2.学校生活について

■そもそも今治ってどんなところ?

四国の左上 愛媛県にあって、瀬戸内海に面し、広島としまなみ海道で繋がっている街、今治市。

街の規模は県庁所在地の松山市に次いで大きく、あらゆるものが揃い、日常生活に不便を感じることはほとんどありません。
海も山もあり、気候は温暖。産業は「今治タオル」としてのブランドを誇るタオル産業や、高い国内シェアを持つ造船業・海運業が多いですが、豊かな自然を生かした漁業や農業も盛んです。

新鮮な海鮮や、焼鳥や焼き豚卵飯といったご当地グルメも有名なので、ぜひ
食べてみてくださいね。

また今治市は移住者が多い街でもあります。「2023年度版 住みたい田舎ベストランキング」では全部門で全国1位を獲得するなど、移住したい街としても人気が高まっています。

ここ今治で、たくさんの人との出会いがあなたを待っています。

■里山校ってどんなところ?

FCI 里山校は、現:今治明徳高校 矢田分校の校舎を活用します。

今治明徳高校 矢田分校
大きなガラス窓から木漏れ日が射しこむ
スタイリッシュなコンクリート造の校舎

体育館やグラウンドは、隣接する今治明徳中学、今治明徳短期大学と共用で使用します。

体育館
グラウンド

■寮生活について知りたい

FCIでは寮を完備しています。100部屋の完全個室を備え、基本的に1、2年生には入寮していただくことを想定しています。
通学範囲内に実家があるという方については、自宅通学も認める予定ですが、親元から離れて自律した生活を送るということも一つの「タフネス」を身につける方法だと考えていますので、学校としては寮生活をオススメしています。

寮は、日本全国で520カ所もの学生寮・社員寮を運営する実績のある共立メンテナンスさんとともに運営をしていきます。寮長夫妻が常駐し、皆さんの健康や安全、ときには不安のケアなどお世話にあたってくださる予定です。

また朝夕の食事付きで、管理栄養士が考案したメニューを手づくりで提供予定です。
部屋は男女が隣り合わないように配慮しながら、今後フロアを検討していきます。
詳しい寮の情報は下記もご覧ください。

また3年生になったら、寮を出て生活してもらう予定です。今治市には住み手がいなくなった古民家や空き家がたくさんあります。それらを仲間たちと改修したり、はたまた地域の方のお宅に同居させてもらったり。

地域の中でともに支え合いながら暮らすー
そんな一歩を、都会ではないここ今治ならではのアクションとして挑戦していきます。

もちろん学校側でもサポートし、保護者や地域の方とも連携をとりながら、1、2年生の期間にさまざまな繋がりを作って自分たちで暮らしの基盤を整えるということに取り組んでいきます。

■通学手段は何がある?

寮の場所は今治駅から徒歩3分の好立地です。

里山校までは車で7分、徒歩では40分かかる距離ですが、路線バスがあり、平坦な道なので自転車通学も可能です。学校には駐輪場もあります。

(参考)せとうちバス
合計運賃 210円(今治駅前 → 明大前)
通学定期 1か月5,780円 3か月16,470円
※2023年9月26日現在

■制服ってどんな感じ?

オフィシャルな場面では、制服を着用いただきますが、基本は私服で過ごしていただいて結構です。

制服については、私立では全国初となるサブスクを活用し、3年で2回サイズ交換ができる仕組みを整えます。また、ジェンダーフリーはもちろん、春夏は涼しく秋冬は暖かく、脱ぎ着で調整できるアイテムもそろえ、環境にも配慮。素材にもこだわっています。

■部活は何がある?

部活動については、現在の今治明徳高校生や、今後入学いただく皆さんと話し合いながら考えていきたいと思います。地域のスポーツチームなどとの連携も、模索していきたいと考えています。

3.入学までの流れについて

■入試スケジュール

2024年度入学までのスケジュール

2024年度の入試情報についてはこちらに記載しています。

■学費

学費については下記のページに記載しています。

FCIでは、独自の奨学金制度として「FCI奨学金」をご用意しています。今後も、家庭の経済状況によらず、誰もが自分の可能性を探究できる未来を目指していきます。

■学校説明会

FCIについてご説明したり、検討している中学生と保護者の方々のご質問にお答えするオンラインイベントを、随時開催しています。

開催日程については適宜お知らせしていますので、下記のページをご覧ください!

4.よくある質問について

下記にまとめていますのでぜひご覧ください。


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